20MBのHDDとニフティサーブ。メガとギガが混乱する話
こんにちは。
先日、久しぶりに20MBのハードディスクの話をしました。

20MB。メガです。ギガじゃありません。
今どきの感覚だと、スマホで写真を数枚撮ったら終わる容量です。でも当時はこれが「ハードディスク」として立派に売られていて、しかも決して安くなかった。フロッピーディスクが1枚1.4MBだった時代ですから、20MBといえばフロッピー14枚分。それを1台にまとめられるというのは、それはもう革命的だったんです。
IIvxの「大容量」160MB
私が使っていたMacintosh IIvxには、確か160MBくらいのハードディスクが載っていました。……たぶん。もう記憶があやしい。
とにかく当時としては「大容量」と呼ばれるクラスで、これだけあれば何でも入ると思っていました。実際、システムもアプリもデータも全部入って、まだ余裕があった。
今この文章を書きながら「あれ、本当に160だったっけ?」と何度も引っかかっているんですが、まあそういうものです。30年前の型番と数字を正確に覚えている方が難しい。
その当時にギガバイトは無理だろう…?
68Kの時代の話を書いていると、途中で必ずこうなります。
「いや、その当時にギガバイトは無理だろう……?」
頭の中では確かにメガの世界だったはずなんです。でも、今の感覚で「ハードディスク」と言われると、脳が勝手にギガに変換してくる。この30年で単位のスケールが1000倍になったせいで、記憶の中の数字がどっちだったのか自分でも自信がなくなってくるんですよ。
うっすら覚えているのは、PowerPC 604の時代になって、ようやくGBという単位が現実味を帯びてきたということ。「1GBのハードディスク」という言葉を聞いて「うわ、そんなに入るのか」と驚いた記憶があります。
……といっても、それも定かではありません。
あー思い出した。ニフティだ。
それともうひとつ、書きながらずっと「なんだっけ、あれ」と引っかかっていたものがあります。
IIvxを使っていた頃、パソコン通信で仲間とチャットみたいなことをしていました。あのサービスの名前が出てこない。喉まで出かかっているのに出てこない。
あー思い出した。ニフティだ。ニフティサーブ。
28kで接続して、夜10時からは定額になるやつ。あの「10時になった!」という感覚、わかる人にはわかると思います。時計とにらめっこして、10時ちょうどにモデムを鳴らす。ピーヒョロロロ……という、あの音。
そして数字を入れて、好きな部屋に入っていくあの感じ。今のようにアイコンをタップして入るんじゃなくて、番号を打ち込んで進んでいく。文字だけの世界なのに、画面の向こうに確かに人がいる感じがして、あれは楽しかった。
20MBだの160MBだのという容量で、あの体験ができていたわけです。テキストしか流れてこないんだから、そりゃ足りますよね。
30年経てば、みんなメガもギガもわからんくなる
こういった情報は、今はAIかネットで調べればすぐ出てきます。私の記憶より正確でしょう。
なので、多少の記憶違いがあっても責めないでください。30年も経てば、みんなメガもギガもわからんくなるもんです。
でも面白いのは、数字はあやふやでも「あの感じ」は妙にはっきり覚えているということ。ハードディスクが回り出すときの微かな音とか、モデムの接続音とか、10時を待つあの数分間とか。
容量は思い出せなくても、あの時代の空気は覚えている。それでいいのかもしれません。
それでは、また。
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